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Gyrotonic & Gyrokinesis その歴史

ハンガリー人の両親を持つ JULIU HORVATH(ジュリウ・ホバス)氏はルーマニアで生まれました。

自身が優れたバレエダンサーとしての経歴を持ちアメリカ合衆国に亡命しながらも怪我の為にそのキャリアを断念。その後彼自身の怪我や故障を克服するべく、またダンサーの為の身体能力の向上を意識してヨガをはじめとして様々なボディワークを探究しました。特にヨガを追求する過程でその動きと体内エネルギーの流れ、そして呼吸の密接なつながりを実感して、さらにそれらが感情や精神に与える影響も観察、研究して考案されたのがホバス氏のオリジナルであり、今日『GYROKINESISェ ジャイロキネシス』と呼ばれるヨガスタイルのエクササイズです。

 

ホバス氏は1980年代ニューヨークにて、まずダンサーを中心にジャイロキネシスの指導を始め、更に自身の理論を追求し続けます。ある日路上に捨てられていた回転イスからある考えがひらめきます。『人間が本来持っている動きとエネルギーの流れをより良い状態に導き出してくれるエクササイズパターンを実現しうる特別な装置!』それは最初に手にしたその回転イスと、ガラクタの山から拾い集められたた木片や金属片によって彼自身の手で作り出される事になりました。それが『Gyrotonic Expansion Systemィ ジャイロトニック・イクスパンション・システム』と呼ばれるマシンユニットとそのエクササイズプログラムです。

ホバス氏はニューヨークに彼自身の最初のスタジオを開設後、ダンサーを初め老若男女問わない多くの人々の身体機能向上やリハビリテーションに貢献する傍ら、指導を通して自らの考えや理論をさらに発展させその実績を重ねていきます。そうしてジャイロトニックは世界各地でパフォ−マンスやスポーツの分野に留まらず、医療の分野でも広く活用されるようになりました。

ニューヨークを拠点としてホバス氏は現在も世界各地を廻りジャイロトニック指導者の教育とリハビリテーションに焦点をあてたワークショップを開催、活動を続けています。そして今、彼の探究は止む事はありません。