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「ピラティストレーナーのためのアナトミー」に参加して

ジャイロキネシス・ジャイロトニックトレーナー
後藤麻泉子

私のような経験の浅いトレーナーにとって自信を持って指導するということはとても難しいことです。また時には、クライアントの身体を躊躇せずに触れるということは勇気のいることだと思います。 私はジャイロキネシス・ジャイロトニックのティーチャートレーニングコースを経て指導を始めるようになり、いかに人の身体がそれぞれ違い人の受け取り方もそれぞれ違うかということを痛感しました。
いくら違うからといって、「私の膝はこちらに曲がってあなたの膝はあっち」というようなことはないはずです。それならば、皆が同じように持つ基礎的な身体のしくみや機能をもっと勉強すればパフォーマンス・言葉・徒手で伝えることがより効果的にできるようになるのではないかと考えました。
予てから「マリジョゼ先生のコースは素晴らしい!!」と多くの方から聞いてました。その先生の1dayワークショップに、去年は『肩胛靭帯』に初めて参加し、今年は短い期間に『足/足首』『膝』の2回も参加できたことはとてもラッキーだったと思います。
実際に受けてみると、先生のレクチャーは「見て触って動かして感じて」と実感を伴うものばかりで本当に素晴らしいのです。骨・筋肉・靭帯・血管・神経などで幾重にも重なって作られている私たちの身体構造をPC上で別々に映し出し一つ一つを多角的に見たり動かしたり、またそれらを自分の体のどこにあるのか先生のガイドにより探し出し実際に動かしてみる。そしてその部位のあるべき機能的な動きを理解しエクササイズに繋げる。といったように、本や講義で覚える解剖学ではなく、身体で理解し身体で学ぶという印象です。中でも、フランクリンメソッドのボーンリズムを用いて骨格の相互の運動を学ぶことで様々なワークアウトや運動により明確なイメージを持つことができるのではないでしょうか。 また、身体で学べるという点では先生がどのエクササイズでどれくらいのタッチでハンズオンしているのか、先生のキューイングのタイミングやリズムなども体験できたことはとてもためになりました。

タイトルには「ピラティストレーナーのための」とありますが、「見て触って動かして感じて」学ぶのはジャイロトニックやジャイロキネシスと通じるところだと思いますし、ピラティスの知識がない私ですが受講して本当に良かったと思っています。
ワークショップが終わる頃には「あの方にはこれを用いてみよう」「あのエクササイズの時にはこのアイディアが必要かもしれない」と、自分のクラスやセッションの中で何か違うということは分かっているけど明確に説明できなかったことの解決への糸口をいくつか見つけられた様な気がしていました。急に自信満々に教えられるようになるとは思いませんが、今伝えられることを明確に伝えることが出来ればクライアントの方々に不安を与えてしまうことはないでしょう。上手く伝えるためにも、リフォーマーなどを必要としないお家でも出来るエクササイズを復習しようと思います。 またマリジョゼ先生のエッセンスを享受するために、次回は是非コースを受けたいです。

『ジャイロキネシス・ティーチャートレーニングコースに参加して……』

ゴルファー・大川詩乃さん

こんなに集中してジャイロキネシスを受けるのは初めてだったので、今回このプログラムに参加して自分自身の身体がどのように変化するのかとても興味がありました。 私は以前、ゴルフの研修生として練習したり、トレーニングしたりしていたので体力にはわりと自身があったのですが、最初のうちは普段使われていない分を使ったり意識したりするせいか、かなり疲れました。いつも自分がどれだけ表面的にしか身体を使っていないかという事にも改めて気付かされました。 でも、プログラムが進んでいくにつれて、身体がどんどん伸びて、視界が広がって、・・・・エネルギーがもりもり沸いてくるような気がして・・・・。 徐々に自分の身体に変化が起こっているようです。 そして、自分でも今回一番驚いたのは、プログラムがお休みの日にゴルフに行った時の事です。 二週間以上ゴルフの練習は全くせず、コースを周るのも一ヶ月ぶりだったのにも関わらず、とても調子が良かったんです。ボールに当たるかどうかも心配な位だったのに・・・。身体の詰まりが少なくなった様な感じで、すごくスムーズに気持ちよくクラブが振れました。とてもクリアな感じでした。 今までは練習をサボるとさっぱり調子が良くない、なんて事がよくあったのですが・・・・。 身体が変われば上達するのも近道できるんだな、と思いました。 これからどんどんジャイロキネシスへの理解、そして自分自身の身体の理解を深めていきたいと思います。